荒くれ
あらくれ
形容詞-語幹
標準
rough
文例 · 用例
「そんなこと自由ぢやないの……」「えゝ、さういへばさうだけど、自由なんて引つぱり出すと却つて不自由だ、怒鳴りたい時は怒鳴るが好いつてのが自由でせう……」「ぢや若し、隣の人達が女だから好いけれど、荒くれ男共だつたら如何するの」 低声で言つた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
しかし、あの時の相手が龜と子供でなく、まあ、たとへば荒くれた漁師が病氣の乞食をいぢめてゐたのだつたら、あなたは五文はおろか、一文だつて出さず、いや、ただ顏をしかめて急ぎ足で通り過ぎたに違ひないんだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
荒くれた漁師と病氣の乞食の場合は、まつぴらなんだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
けれども、その姿態は決して荒くれて岩乘な大女ではない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
鳳凰山地蔵岳の大花崗岩山は、その峻しい荒くれた膚を、深谷の空気に、うす紫に染めている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
やかましい税関をくゞり抜けて、禁制品を持ちこむのは、荒くれた男よりも、女の方が、――殊にまだどこかあどけない娘の方が、はるかにやりよかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
二つのランプの光は赤くかすかに、陰は暗くあまねくこのすすけた土間をこめて、荒くれ男のあから顔だけが右に左に動いている。
— 国木田独歩 『窮死』 青空文庫
肌脱の荒くれ男の影鬼の如く映れるあり、乱髪の酌婦の頭の夜叉の如く映るかと思へば、床も落つると思はるゝ音が為て、ドツとばかり笑声の起る家もあり。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日荒くれについて考えている。
荒くれという言葉は日本語で重要だ。
彼は荒くれの意味を理解している。
この文には荒くれが含まれている。
標準
rough person
作例 · 標準
私は毎日荒くれについて考えている。
荒くれという言葉は日本語で重要だ。
彼は荒くれの意味を理解している。
この文には荒くれが含まれている。