広壮
こうそう
形容動詞
標準
grand
文例 · 用例
芝生の端が垂れ下っている崖の上の広壮な邸園の一端にロマネスクの半円|祠堂があって、一本一本の円柱は六月の陽を受けて鮮かに紫|薔薇色の陰をくっきりつけ、その一本一本の間から高い蒼空を透かしていた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
この広壮な建物も、もしかすると、抵当に入っているかもわからない。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
二人をのせた自動車は森戸橋を渡り、黒い岩床が露出している海岸に沿ってすすみ、左へ大きいカーブをしたかと思うと、すぐ広壮な洋館の前に、ぴったり止まった。
— 菊池寛 『第二の接吻』 青空文庫
大東京の雑踏の中心にそびえ立っている広壮なビルディングの一室としては、これはまた何たる見すぼらしい室内の光景であろう。
— 平林初之輔 『鉄の規律』 青空文庫
彼は広壮な事務部屋の中央を貫いて、腰から下が廊下になっている通路を通りながら、万遍なく左右の知った社員たちに会釈を振り撒き、最後の部屋の木材課へ這入っていった。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
簡易生活を尊べる禅僧輩が往々にして広壮なる仏殿を経営するがごときも、同じようなる趣旨にいずるものとせば、あえてとがむるに足らぬ事である。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
」と、広壮な、寺院の廻りを、並んで歩きながら、美妙斎は、鐘楼の高さを、百二十五尺あるのだと語りながら、「そういえば、あなたの髪の毛は赤いね。
— 長谷川時雨 『田沢稲船』 青空文庫
あの広壮な建物という建物は一つとして影をとどめず、壁は、歯のぬけた歯茎のようになっていた。
— 海野十三 『英本土上陸戦の前夜』 青空文庫
作例 · 標準
その古代城は、広壮な建築と雄大なスケールで、訪れる人々を圧倒した。
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広壮な邸宅の庭園には、手入れの行き届いた美しい花々が咲き誇っていた。
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「わぁ、このホールの広壮さといったら!まるで宮殿の中にいるみたいだ!」
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