壮観
そうかん
名詞形容動詞頻度ランク #29002 · 青空 435 例
標準
magnificent spectacle
文例 · 用例
父は維新前いわゆる御鯨方の支配の下に行われた捕鯨の壮観と、大漁後のバッカスの饗宴とを度々目撃し体験していたので、出発前にその話を飽きるほど聞かされていた。
— 寺田寅彦 『初旅』 青空文庫
舟傾く時海また傾いて深黒なる奔潮天と地との間に向って狂奔するかと思わるゝ壮観は筆にも言語にも尽すべきにあらず。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
浪がないから竜王の下の岩に躍る白浪の壮観も見えぬ。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
一たび槍ヶ岳や穂高岳に登った人は、日本アルプスに列座する大連嶺の、雪に閃めき氷に尖れる壮観に接して、北へ!
— 小島烏水 『上高地風景保護論』 青空文庫
夏中ぽつりぽつり咲いていたカンナが、今頃になって一時に満開の壮観を呈している。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
私は、この娘がそういうものになって暴れるときの壮観をちょっと想像したが、それも一瞬ひらめいて消えた火のような痛快味にしか過ぎないことを想い、さしずめ、「まあそんなに思い詰めないでも、辛抱しているうちには、何とか道は拓けて来ますよ」と云わないではいられなかった。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
松明の光に映えて秋の流れは夜の錦と見え、人の足手は、しがらみとなって瀬々を立ち切るという壮観であった。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
けれども、今夜は全くの無風なので、焔は思うさま伸び伸びと天に舞いあがり立ちのぼり、めらめら燃える焔のけはいが、ここまではっきり聞えるようで、ふるえるほどに壮観であった。
— 太宰治 『新樹の言葉』 青空文庫
作例 · 標準
富士山の山頂から眺める雲海は、まさに壮観の一言に尽きる。
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港に十隻以上の巨大客船が並ぶ様子は、遠くから見ても壮観だった。
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満開の桜並木が数キロにわたって続く光景は、訪れる人々を圧倒する壮観さだ。
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