清澄
せいちょう
形容動詞名詞
標準
clear
文例 · 用例
浴場へ行って清澄な温泉に全身を浸し、連日の疲れを休めていると、どやどやと一度に五、六人の若い女がはいって来て、そこに居たわれわれ男性の存在には没交渉に、その華やかな衣裳を脱いで、イヴ以来の装いのままで順次に同じ浴槽の中に入り込んで来た。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
さうして穴がすつかり埋められてしまふと、蜂は暫く穴のまはりを歩きまはつてゐたが、やがてぷうんと翅音を立てながら、黒黄斑の弧線を清澄な秋の空間に描きつつどこともなく飛び去つて行つた。
— 南部修太郎 『畫家とセリセリス』 青空文庫
金がない者は、きら/\した太陽も、清澄な空気も、それをむさぼり取ることが出来ない。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
小川君と二人で、清澄なお湯にひたりながら、君んとこは、宿屋だけではないんじゃないか?
— 太宰治 『母』 青空文庫
いまはすっかり青ぞらに変ったその天頂から四方の青白い天末までいちめんはられたインドラのスペクトル製の網、その繊維は蜘蛛のより細く、その組織は菌糸より緻密に、透明清澄で黄金でまた青く幾億互に交錯し光って顫えて燃えました。
— 宮沢賢治 『インドラ[※1]の網』 青空文庫
然るに今日は既にビジテリアン同情派の堅き結束を見、その光輝ある八面体の結晶とも云うべきビジテリアン大祭を、この清澄なるニュウファウンドランド島、九月の気圏の底に於て析出した。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
清澄な山気を吸ひ、溢るる浴泉をあびて、筆硯を新にした亨一はすつかり落着いてしまつた。
— 平出修 『計画』 青空文庫
清澄な山氣を吸ひ、溢るる浴泉をあびて、筆硯を新にした亨一はすつかり落着いてしまつた。
— 平出修 『計畫』 青空文庫
作例 · 標準
山頂から見下ろす景色は、清澄な空気の中でどこまでも広がっていた。
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湧き水はあまりに清澄で、底の小石までくっきりと見えた。
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彼女の奏でるピアノの音色は、清澄で心地よかった。
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ウィキペディア曖昧さ回避
清澄(きよすみ、きよずみ、せいちょう)
地名
- 清澄 (士幌町)(きよずみ) — 北海道河東郡士幌町
- 清澄 (鴨川市)(きよすみ) — 千葉県鴨川市
- 清澄 (江東区)(きよすみ) — 東京都江東区
- 清澄町 — 北海道茅部郡森町の小字
- 清澄町 — 北海道樺戸郡月形町の小字
地形
- 清澄山 — 千葉県鴨川市の山。
その他
- 清澄寺(せいちょうじ) — 寺院の曖昧さ回避
- 清澄高校 — 漫画『咲-Saki-』に登場する架空の高校。
出典: 清澄 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0