混濁
こんだく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
becoming turbid
文例 · 用例
夕焼のように混濁した朱でなくて、聖くて朗らかな火である。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
次には海水自身を区別してその塩分の多少、混濁物や浮遊生物の多少などによっての差を考えねばならない。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
冷々然として落着き澄まして、咳さえ高うはせず、そのニコチンの害を説いて、一吸の巻莨から生ずる多量の沈澱物をもって混濁した、恐るべき液体をアセチリンの蒼光に翳して、屹と試験管を示す時のごときは、何某の教授が理化学の講座へ立揚ったごとく、風采四辺を払う。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
さればこそ混濁された色が流行するようになって来た。
— 泉鏡花 『白い下地』 青空文庫
いや、東京の空氣は混濁してゐる。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
涙の甘くして混濁せるものを詠嘆と呼び、涙の苦くして透純せるものを感傷と呼ぶ。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
西洋人は眞に詩を理解する人種にあらず、彼等の感傷はあまりに混濁す、その最も透純なる者と雖も尚芭蕉に及ばず北原白秋に遠く及ばず。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
色が融熱して※轉を始めたときに、色と色とが混濁して或る一色となる。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
作例 · 標準
激しい雨の後、川の水は土砂で混濁していた。
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濾過器を通すことで、混濁した液体が透明になった。
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事故現場の状況は、証言が錯綜し、真相は混濁を極めた。
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標準
becoming muddled (of thoughts, senses, etc.)
作例 · 標準
長い会議の後、彼の頭の中は情報で混濁し、何も考えられなくなった。
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病気のせいで、老人の意識はしばしば混濁することがあった。
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寝不足が続き、彼の思考は混濁して、まともな判断ができなかった。
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標準
disorder
作例 · 標準
長引く内戦により、その国の社会は混濁の極みに達している。
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突然の停電で、オフィス内は一時的に混濁状態となった。
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情報の混濁は、人々の不安を増大させる一因となる。
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