覆
ふく
名詞頻度ランク #2463 · 青空 767 例
標準
concealment (of one's vices)
文例 · 用例
私の正面の壁に子供の小学校の霜降の服と、糊でビリビリの日覆をかけた小学帽とが掛かつてゐた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
〔月光の鉛のなかに〕宮沢賢治月光の鉛のなかにみどりなる犀は落ち臥し松の影これを覆へり
— 宮沢賢治 『〔月光の鉛のなかに〕』 青空文庫
一束の弔花を棺に投入して、そうしてハンケチで顔を覆って泣き崩れる姿は、これは気高いものであろうが、けれども、それはわかい女の姿であって、男が、いいとしをして、そんなことは、できない。
— 太宰治 『緒方氏を殺した者』 青空文庫
川のむこうにいた女よりさきに菊ちゃんを見て知っていたような気もするのです」「まあ、いい」馬場はそう呟いて微笑んでみせたが、いきなり左手で顔をひたと覆って、嗚咽をはじめた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
そして今でも生徒の校長を悪く思つてるらしい口吻を聞付けた時には、「人間といふものは外だけをみて分るものぢやない、君達でも仮りに継母を持つてゐるとしたら学校に来てゐても思ふやうに勉強が出来まい」と何時もその言葉を反覆した。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
同時にばたばたと飛び立った胸黒はちょうど真上に覆いかかった網の真唯中に衝突した、と思うともう網と一緒にばさりと刈田の上に落ちかかって、哀れな罪なき囚人はもはや絶体絶命の無効な努力で羽搏いているのである。
— 寺田寅彦 『鴫突き』 青空文庫
河口湖の湖面は朝霧に覆はれ、白く眼下に烟つてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
と小さい叫びを擧げ、兩手で顏を覆つた。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は自分の過ちを覆い隠そうとしたが、結局は露見してしまった。
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彼は自らの悪事を覆い、清廉潔白を装っていた。
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覆をしないと、自分の間違いを認められない人間になってしまう。
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標準
overturning
作例 · 標準
強風によって、テーブルの上に置いてあった書類が覆された。
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彼の突然の異動は、社内の人間関係を大きく覆すことになった。
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歴史を覆すような新発見が、考古学界に衝撃を与えた。
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