暴露
ばくろ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞頻度ランク #7695 · 青空 893 例
標準
disclosure
文例 · 用例
犬は、それぞれ、その飼ひ主の氣質を餘すところなく暴露してゐるものでありますが、ご近所の惡口は言ひますまい。
— 太宰治 『このごろ』 青空文庫
まさか、その何某先生が鬼のやうな醜惡の才能を持つてゐるといふ事實を暴露し、以て世人に警告を發するつもりで、その案内欄に鬼才などといふ怪しむべき奇妙な言葉を使用したのでもあるまい。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
狸は素早くそれを顏に塗らうとしたので兎は驚き、そんな事でこの藥の正體が暴露してはかなはぬと、狸の手を遮り、「あ、それはいけません。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
船がつくと、どんな島でも、資本主義にその生命を枯らされていることが暴露されるからであった。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
それ故に派手は品質の検校が行われる場合には、往々趣味の下劣が暴露されて下品の極印を押されることがある。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
議会でも暴露の泥仕合にのみ忙しくして積極的に肝要な国政を怠れば真面目な国民は決して喜ばないであろうと同様に、学位授与の弊害のみを誇大視して徒らにジャーナリズムの好餌としていては、その結果は却って我邦学術の進運を阻害するようなことに多少でもなる恐れがありはしないか。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
『桜陰比事』で偽山伏を暴露し埋仏詐偽の品玉を明かし、『一代男』中の「命捨ての光物」では火の玉の正体を現わし、『武道伝来記』の一と三では鹿嶋の神託の嘘八百を笑っている。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
この迷信を笑う西鶴の態度は翻って色々の暴露記事となるのは当然の成行きであろう。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫