拭く
ふく
動詞-五段-カ行動詞-他動詞頻度ランク #27345 · 青空 3461 例
標準
to wipe
文例 · 用例
ホヤの中にほうっと呼気を吹き込んでおいて棒きれの先に丸めた新聞紙できゅうきゅうと音をさせて拭くのであった。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
顏や首から油汗がねつとり滲み出てゐたが、手拭を忘れて來てゐたので、と云つても洋服の汚れた袖で拭くのはなほのこと氣味がわるく、私はやけ氣味に汗まみれであるいてゐた。
— 梶井基次郎 『矛盾の樣な眞實』 青空文庫
自分が洗ってくれと言ったので石鹸で洗っておきながら濡れた手拭で拭くだけのことしかしない。
— 梶井基次郎 『泥濘』 青空文庫
」 ハンケチで顔を拭く。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
……」彩ある雲四十六 爺さんは、先刻打撲された時|怪飛んだ、泥も払わない手拭で、目を拭くと、はッと染みるので、驚いて慌しいまで引擦って、「他所目には大所の御新造さんのように見えます、その貴女が、……やっぱり苦界、いずれ苦の娑婆でござります。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
税務署長は汗を拭くひまもなく息をやすめるひまもなくそのきらきらする枯草をこいでそっちの方へ進んだ。
— 宮沢賢治 『税務署長の冒険』 青空文庫
そこでリンパー先生は、布巾を捨てて両手を洗ひ、弟子は頭と顔を拭く。
— 宮沢賢治 『北守将軍と三人兄弟の医者』 青空文庫
」 と、懐中に突込んで来た、手巾で手を拭くのを見て、「あれ、貴方……お手拭をと思いましたけれど、唯今お湯へ入りました、私のだものですから。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
作例 · 標準
食事が終わると、彼女は素早くテーブルを布巾で拭いた。
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窓ガラスを拭くと、部屋に明るい日差しが差し込んだ。
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彼は額の汗を拭きながら、黙々と作業を続けた。
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