賤称
せんしょう
名詞
標準
depreciatory name
文例 · 用例
ヤポーシカとは我国の露助と同格で、日本人の賤称だ。
— 二葉亭四迷 『露都雑記』 青空文庫
地方によつては、賤民階級の部立てや解釈がまち/\で、同じ名の賤称を受けた村でも、おなじ種類の職人村ばかりではなかつた。
— 折口信夫 『若水の話』 青空文庫
他の古来の芸人階級は、それ/″\位置を高めて行つても、この俳優連衆ばかりは、江戸期が終つても、未だ細工・さんかの徒と等しい賤称と冷遇とを受けて居た。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
「長吏坊」で、長吏に「坊」という賤称を附したのである(「坊」という賤称の事は他日別に発表する予定)。
— 喜田貞吉 『長吏名称考』 青空文庫
はては自身屠者ならずとも、一般に牛馬を食するものはこれを賤称して餌取と呼ぶことにまでなって来た。
— 喜田貞吉 『牛捨場馬捨場』 青空文庫
これはいわゆる声聞なる名称が、もとは非人法師を指斥賤称として用いられたとは云え、その実阿難とか迦葉とか、舎利弗とかいうような、尊敬すべき阿羅漢衆の事であるから、もちろんかの賤しい下司法師|原の徒と同日に談ずべきものではないということで、自然その本語が忘れられるに至ったものであろう。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
かく法師という語が一種の賤称となった為に、自然に忌避せられるようになり、戦国時代の頃から、「法師」に代うるに「坊主」という語を以てすることが流行り出した。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
しかるにそれがどうしたことか、後世では多く「坊主」という語に変って、賤称の意味に用いられている。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
作例 · 標準
誰かに対して賤称を使うことは、非常に無礼である。
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そのキャラクターは、仲間たちの間でしばしば賤称で呼ばれていた。
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法律は、いかなる集団に対しても賤称を使用することを禁じている。
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