幻辞.com

僭称

せんしょう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
pretension
文例 · 用例
むかし、八里半、僭称して十三里、一名、書生の羊羹、ともいった、ポテト……どうも脇息向の饌でない。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
エロ小説、グロ小説、ナンセンス小説と名乗って、この魅力ある「探偵」の二字を僭称する事を遠慮すべきもの也……とか何とか大見得を切られても、大きな声で返事する者が居ない位すばらしい勢である。
夢野久作 探偵小説の正体 青空文庫
(大正十年三月、『太陽』二七ノ三)4 前項に書いたほかにまだまだ弥勒と僭称した乱賊の記事がある。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
甚だしきに到っては奏任以上までが腰弁を僭称しているが、その実弁当は洋食や丼にするという有様で、正に「腰弁精神」を穢すと云って差支えない。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
―― 今でも帆村荘六は、あの“東京要塞”と僭称していた某大国の秘密砲台の位置発見に大功をたてた自記地震計のドラムを硝子張りの箱に入れて、自慢そうに持っている。
海野十三 東京要塞 青空文庫
脳髄はこうして宇宙間最大最高級の権威を僭称しつつ、人体の最高所に鎮座して、全身の各器官を奴僕の如く駆使している。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
第一に、つい先達まで自ら「進歩的演劇」の名を僭称してゐた左翼劇及びその流れを汲む劇団と作家群は、今後「思想」の命ずるところに従つて仕事をしつゞけて行くことができなくなつた。
岸田國士 新劇の行くべき途 青空文庫
ところが五名の女給は一丸となり、店側の忠実なる鬼の相を露呈して、自ら特権階級を僭称する倉田を軽蔑してはゞからぬ如くである。
坂口安吾 金銭無情 青空文庫
作例 · 標準
彼の貴族への僭称は、すぐに偽りであることが暴かれた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼女は、彼の優越性への絶え間ない僭称を嫌っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
裁判所は、彼の僭称と空虚な約束にうんざりしていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite