岩礁
がんしょう
名詞
標準
reef
文例 · 用例
サ島 「サ※」は乾、乾出せる岩礁か。
— 寺田寅彦 『土佐の地名』 青空文庫
ちょっと外側から見ると恐ろしく窮屈そうに見えるような天地に居て、そうして実は、最も自由に天馬のごとく飛翔しているような人も稀にはあるようであり、一方ではまた、最も自由な大海に住みながら、求めて一塊の岩礁に膠着して常に不自由を喞つ人も稀にはあることはあるように思われる。
— 寺田寅彦 『学問の自由』 青空文庫
しかしながら底が深く、測量の重い錘が、岩礁にまでずつと屆いて居るのである。
— 萩原朔太郎 『本質的な文學者』 青空文庫
されば大川の水のおのづからに土砂を流出するもの、極めて自然の状態をなして遠浅の海底を形づくるが中に、佃島の東の本澪の遠く南品川の沖に達すると、佃島西の上総澪の月島下流に至るとの二線がやゝ深き水路をなすあるのみ、岩礁の伏在するもなく、特別の潮路の去来するもなし。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
もう一つは浦戸港の入り口に近いある岩礁を決して破壊してはいけない、これを取ると港口が埋没すると教えたことである。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
あのイーハトーヴォの岩礁の多い奇麗な海岸へ行って今ごろありもしない卵をさがせというのはこれは慰労休暇のつもりなのだ。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
その六十里の海岸を町から町へ、岬から岬へ、岩礁から岩礁へ、海藻を押葉にしたり、岩石の標本をとったり、古い洞穴や模型的な地形を写真やスケッチにとったり、そしてそれを次々に荷造りして役所へ送りながら、二十幾日の間にだんだん南へ移って行きました。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
沖の岩礁へ渡ろうとすると、みんなは船に赤や黄の旗を立てて十六人もかかって櫓をそろえて漕いでくれました。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
作例 · 標準
座礁した船は、満潮になっても岩礁から動かなかった。
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この海域には大小様々な岩礁が点在しており、航行には細心の注意が必要だ。
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ダイバーたちは色とりどりの魚が群れる岩礁の周りを探索した。
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岩礁に打ち寄せる波の音が、遠く離れた村にも聞こえていた。
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