岩漿
がんしょう
名詞
標準
magma
文例 · 用例
おれたちの仕事はな、地殻の底の底で、とけてとけて、まるでへたへたになった岩漿や、上から押しつけられて古綿のやうにちぢまった蒸気やらを取って来て、いざといふ瞬間には大きな黒い山の塊を、まるで粉々に引き裂いて飛び出す。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
おれたちの仕事はな、地殻の底の底で、とけてとけて、まるでへたへたになった岩漿や、上から押しつけられて古綿のようにちぢまった蒸気やらを取って来て、いざという瞬間には大きな黒い山の塊を、まるで粉々に引き裂いて飛び出す。
— 宮沢賢治 『楢ノ木大学士の野宿』 青空文庫
おれたちの叫び声は地面をゆすり その波は一分に二十五ノット サンムトリの熱い岩漿にとどいて とうとうも一度爆発をやった。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
QはAから岩石学の最大問題である岩漿分化と母液との関係の説明に這入って刺され出したのだが、Aは突然、黒曜石の結晶母液となるべき硅酸の比重測定の方式はダーウィンによって始められたといい出したのだ。
— 横光利一 『鳥』 青空文庫
生き抜かんとする地を灼かんとするは露はなる岩漿の世にもなき夢なりあはれ葦酒に酔ふ旧き靺鞨の血も乾れはてゝいまぞ鳴る風の眩暈。
— 逸見猶吉 『逸見猶吉詩集』 青空文庫
中心圏を透して、まっすぐにどろどろの火が燃える岩漿帯に向っているのです。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
確実に、モローゾフ教授のような天才的な頭脳は、博士のいまいましい誤謬の犠牲になって、ロバトカ山の岩漿帯の中でなど亡びてはいけないのだ。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
われわれは、今どろどろの岩漿帯の中へ落ち込もうとしているのですな。
— 久生十蘭 『地底獣国』 青空文庫
作例 · 標準
地下深くで生成された岩漿が、地殻の弱い部分を押し上げて噴火に至る。
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研究者たちは、火山のマグマだまりの岩漿の動きを観測している。
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地下の岩漿が熱源となり、地熱発電所の蒸気を発生させている。
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粘性の高い岩漿は、噴火する際に爆発的なエネルギーを伴うことが多い。
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