朦朧
もうろう
形容詞-たる副詞-と頻度ランク #29750 · 青空 936 例
標準
dim
文例 · 用例
」 ほとんど一里も先と思はれるほどの遠方、幽潭の底を覗いた時のやうな何やら朦朧と烟つてたゆたうてゐるあたりに、小さな純白の水中花みたいなものが見える。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
同情の理由が、朦朧としてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
それに反して紫の山となると、碧い空との区別が朦朧としてしまう。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
彼女の、コムパスは酔眼朦朧たるものであり、彼女の足は蹌々踉々として、天下の大道を横行闊歩したのだ。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
發作のために醉がボツパツして、意識が朦朧となつてしまつてゐた。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
小初は掘り下げた櫓台下の竪穴から浅瀬の泥底へ水を掻き上げて行くと、岸の堀垣の毀れから崩れ落ちた土が不規則なスロープになって水底へ影をひくのが朦朧と目に写って来た。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
材木|繋留の太い古杭が朽ちてはうち代えられたものが五六本太古の石柱のように朦朧と見える。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
妾は朦朧とした意志に危険を直覚して、ふと佐野を見ると血の附いた刀を持って茫然と突立っていました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
作例 · 標準
高熱で意識が朦朧としていたので、昨夜のことはよく覚えていない。
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事故の衝撃で、彼はしばらくの間、朦朧とした状態で立ち尽くしていた。
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眠気を誘う薬のせいで、大事な会議中も頭が朦朧となってしまった。
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