乞う
こう
動詞-五段-ウ行-特殊動詞-他動詞頻度ランク #17724 · 青空 1676 例
標準
to beg
文例 · 用例
ある時ヘルンから万葉集の歌を質問され、答えることができなかったので、泣いてその無学を詫び、良人に不実の罪の許しを乞うた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
玉|霰漂母が鍋を乱れうつ 漂母は洗濯|婆のことで、韓信が漂浪時代に食を乞うたという、支那の故事から引用している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
黒い冠木門の両開き戸をあけるとすぐ玄関で案内を乞うと右脇にある台所で何かしていた老母らしきが出て来た。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
次に、火夫が、憐を乞うような眼で、そこら中を見廻しながら、そして、最後の反抗を試みながら、「勝手」に飛び込んだ。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
「常山の花」と題する小品の中にある「相撲取草」とは邦語の学名で何に当るかという質問を受けて困ってしまって同郷の牧野富太郎博士の教えを乞うてはじめてそれが「メヒシバ」だということを知った。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
この身なりで物乞うては餓を満たして行く旅の翁を誰も親切には教えて呉れなかった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
迫害者に対しては常に受動的であり、教えを乞う者にはどんな馬鹿な質問にでも真面目に親切に答えている。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
何時の間にか、眼が悪くなって府下の有名な眼科医三四人に診察を乞うて見ると、云うことが皆同じである、曰く進行近視眼、曰く眼底充血、最後に当時最も雷名ありし、井上達也氏に見て貰うと、卒直なる同氏はいう、君の眼は瀬戸物にひびが入った様なものじゃ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
作例 · 標準
腹を空かせた旅人が、裕福そうな民家の門前で食べ物を乞う。
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彼は自らの過ちを素直に認め、上司に対して深々と許しを乞うた。
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慈悲を乞う罪人の悲痛な叫びが、冷たい石牢の中に響き渡った。
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標準
to pray
作例 · 標準
今年の豊作を乞うて、村人たちは神社で古式ゆかしい神楽を奉納した。
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道中の安全を乞うお守りを、出発の朝に母から手渡された。
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世界中の平和を乞う祈りが、国境を越えて広がることを心から願う。
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