士庶
ししょ
名詞
標準
samurai and commoners
文例 · 用例
かつて薩摩の人に聞きしは、太閤本願寺僧をしてその国を細作せしめしより、島津大いに恨み一向宗を厳禁せしも、士庶のその宗旨を奉ずる者、弥陀仏像を柱の中に収め朝夕|看経して維新後に及べり、と。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
そして公退後には士庶の病人に接して、絶て倦む色がなかった。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
上に病弱なる将軍家定を戴き、外よりは列強の来り薄るに会しても、府城の下に遊廓劇場の賑つたことは平日の如く、士庶の家に飲讌等の行はれたことも亦平日の如くであつただらう。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
公卿、諸侯、大夫、士庶人ヲ以テ、之ニ充ツ。
— 慶応三年十月十六日 『新官制擬定書』 青空文庫
從つて譜學の流行も南朝が一層で、士庶の區別も、官途の制限も、頗る嚴重であつたが、塞外種族の勢力ある北朝では、この弊がやや尠い。
— 桑原隲蔵 『晉室の南渡と南方の開發』 青空文庫
かく政治犯罪者――知識階級に屬する――が貶謫されて、その儘南方に永住する者、即ち當時いはゆる落南の人士が次第に多きを加へ、又唐の中世の安史の亂、さては唐末五代の亂に、北方の士庶の難を南方に避くる者も尠くなかつた。
— 桑原隲藏 『歴史上より觀たる南支那の開發』 青空文庫
群臣百寮及士庶分頭行‐列殿後。
— ――その基礎論―― 『日本文学の発生』 青空文庫
名高い水戸の御隠居(烈公)が在世の日、領内の各地に郷校を設けて武士庶民の子弟に文武を習わせた学館の組織はやや鹿児島の私学校に似ている。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代には、士庶の区別が明確であり、身分制度が社会を規定していた。
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現代社会では、かつての士庶といった身分の違いはほとんどなくなった。
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「彼は、自分を士庶の一人だと謙遜していたが、その知識量は並外れていた。」
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標準
normal people (as opposed to people of a high social standing)
作例 · 標準
身分の高い者から士庶まで、あらゆる人々が祭りに参加して楽しんでいた。
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いくら偉い人でも、士庶と同じように、誰かの息子であり、誰かの親である。
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「いや〜、そんな難しい話じゃなくて、もっと士庶にも分かるような簡単な言葉で説明してくれない?」
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