四書
ししょ
名詞
標準
the Four Books (Confucian texts)
文例 · 用例
この老先生がかねて孟子を攻撃して四書の中でもこれだけは決してわが家に入れないと高言していることを僕は知っていたゆえ、意地わるくここへ論難の口火をつけたのである。
— 国木田独歩 『初恋』 青空文庫
素読吟味というのは、旗本御家人の子弟に対する学問の試験で、身分の高下を問わず、武家の子弟が十二三歳になると、一度は必ず聖堂に出て四書五経の素読吟味を受けるのが其の当時の習慣で、この吟味をとどこおりなく通過した者でなければ一人前とは云われない。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
読み書きともに質のよい方で、現に今度の吟味にも四書五経いずれも無点本でお試しにあずかりたいという願書を差し出した程であると、角右衛門は自慢そうに話した。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
封建時代はもっとひどく、すべての少年や青年たちが、老人と同じように教育され、四書五経等の経書によって、すべての青春的なる自然性を抑圧され、一切の享楽を悪事として禁罰された。
— 萩原朔太郎 『老年と人生』 青空文庫
四書簡の中で、コリント後書が最も情熱的である。
— 太宰治 『パウロの混乱』 青空文庫
それから四書を売る。
— 泉鏡花 『いろ扱ひ』 青空文庫
四書五経を読んだ頭脳だから、村の人の信頼が厚く、承諾はしなかつたが、村長になつて呉れと頼込まれた事も一度や二度ではなかつた。
— 石川啄木 『刑余の叔父』 青空文庫
お祖父様のお仕込みで、小学校入学前に四書の素読が一通り済んでいた私は、その振仮名無しの新聞を平気でスラスラと読んだ。
— 夢野久作 『父杉山茂丸を語る』 青空文庫
作例 · 標準
儒教の基本となる四書は、論語、孟子、大学、中庸から成る。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
昔の学問では、まず四書五経を学ぶことが重要視された。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「この解説書、四書についてすごく分かりやすく書かれていて助かるよ。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
ウィキペディア
四書(ししょ)は、儒教の経書のうち『論語』『大学』『中庸』『孟子』の4つの書物を総称したもの。四子(しし)・四子書(しししょ)、学庸論孟(がくようろんもう)とも言われる。
出典: 四書 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0