溘然
こうぜん
形容詞-たる副詞-と
標準
sudden (esp. of a person's death)
文例 · 用例
箇人の生活、箇人の芸術、箇人の気分といふことの言はれ初めた時代に於て――箇人の道徳、箇人の自由といふ観念の徐々芽を出し始めた時代に於て、かれは『死なば秋露のひぬまぞおもしろき』といふ感興を貴んだ旧式な辞世を残して、盛なる友誼と盛なる師弟の恩義と盛なる社交の空気との中に溘然としてこの世を去つて行つた。
— 田山録弥 『尾崎紅葉とその作品』 青空文庫
―― かうして、古今に倫を絶した俳諧の大宗匠、芭蕉庵松尾|桃青は、「悲歎かぎりなき」門弟たちに囲まれた儘、溘然として属※に就いたのである。
— 芥川龍之介 『枯野抄』 青空文庫
それがためか、あらぬか、先生は今朝方御病中の髪を結直しておられる時突然|卒中症に襲われ、散るものに極る秋の柳かなという辞世の一句も哀れや六十一歳を一期として溘然この世を去られた。
— 永井荷風 『散柳窓夕栄』 青空文庫
あの作品は私の全作品中どれよりもすぐれた作で、今でもあれを書いたことを誇りとしていますよ」 と、こうぜんと言い放たれたそうです。
— 上村松園 『旧作』 青空文庫
危険のないようにたのむよ」「心配ご無用」 ドノバンはこうぜんと身をそらした。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
作例 · 標準
彼はまだ若かったが、突然の病に倒れ、溘然と亡くなった。
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突然の訃報に接し、皆が驚き、そして悲しんだ。それは文字通り溘然とした死だった。
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「えっ、もう亡くなったの!?嘘でしょ!?」と、溘然とした知らせに皆が動揺した。
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