執着心
しゅうちゃくしん
名詞頻度ランク #38016 · 青空 29 例
標準
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文例 · 用例
彼は生に対する強い執着心からこうして一日でも生きていようとしたのか、あるいは召捕または吟味の際に係り役人に対して何かの強い反感をいだいて、意地づくでも白状しまいと覚悟したのか、それは判らない。
— 岡本綺堂 『拷問の話』 青空文庫
かれが最初に強情を張っているのは、一日でも生き延びようとする執着心か、あるいは係りの役人たちに対する一種の反感から湧いて来た意地ずくか、いずれはそんなものであったらしいのであるが、今日の彼は寧ろ一種の虚栄心ともいうべきものに支配されていた。
— 岡本綺堂 『拷問の話』 青空文庫
曰く、執着心のないことだと。
— 石川啄木 『初めて見たる小樽』 青空文庫
執着心がないからして都府としての公共的な事業が発達しないとケナス人もあるが、予は、この一事ならずんばさらに他の一事、この地にてなし能わずんばさらにかの地に行くというような、いわば天下を家として随所に青山あるを信ずる北海人の気魄を、双手を挙げて讃美する者である。
— 石川啄木 『初めて見たる小樽』 青空文庫
その強い執着心を思いやると、徳三郎はいよいよ怖ろしくなって来たので、彼はお熊に因果をふくめて娘を母の手に戻そうと覚悟したが、お熊はどうしても肯かなかった。
— あま酒売 『半七捕物帳』 青空文庫
しかも彼が大明の国使の一行をぬけ出して、殆んど気違いのような乞食のような悲惨な生活をして、あらゆる侮辱と艱難を堪え忍んで、異国の空をさまよい続けているという、そのあくまでも根強い執着心から推し量ると、彼の求むるその物が並大抵なものでないらしいことは容易く想像された。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
小夜衣の返歌は彼に対する最後の一|偈で、しょせん自分の望みは遂げられないものと覚りながらも、彼の根強い執着心はまだこの恋を思い切ることが出来なかった。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
さりとて今更その決心を鈍らせるなどというのは、師直としては到底できないことであるので、彼は子供らをことごとく敵としても、その初一念を押し遂げなければならないという強い執着心に支配されていた。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
作例 · 標準
どんな困難に突き当たっても諦めない彼の執着心が、ついに世紀の大発見を成し遂げた。
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相手への過剰な執着心は、時として愛情を通り越してストーカー行為へと変貌してしまう。
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彼女はブランド品への執着心が全くなく、古着を自分なりにアレンジして楽しんでいる。
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