拘泥
こうでい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #40630 · 青空 442 例
標準
adhering to
文例 · 用例
恩は、ともかく、讐なんて、あまり氣持のよいものでは無いのですから、テエマにあまり拘泥せず、子供の頃、誰かに毆られて、くやしかつたとか、そんな事でもお書きになつて下さつたら、いいのです。
— 太宰治 『大恩は語らず』 青空文庫
吾輩は茲で、アラヽギ諸同人に忠告を試みたい、我諸同人の歌は、概して形式を重じ過ぎた粉飾の過ぎた弊が多いやうであるから、石川君の歌などの、とんと形式に拘泥しない、粉飾の少しもないやうな歌風を見て、自己省察の料に供すべきである。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
その拘泥がだんだん重く堯にのしかかって来た。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
あたらしい青年は、年齡にあまり拘泥せぬやうである。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
格式に拘泥しない自由な行き方の誹諧であるのか、機知|頓才を弄するのが滑稽であるのか、あるいは有心無心の無心がそうであるのか、なかなか容易には捕捉し難いように見える。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
だから、あるいは平気で読み流してしまったかも知れないその言葉にひどく拘泥ってしまい、そのため、姪の縁談の邪魔という肝腎の事柄に気をとめなかった。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
溜飲が下るどころではない、こっちも危いのだと、女のことに拘泥っていゝ気になっていた自分の甘さを固くいましめた。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
少くとも、その決意を固めた瞬間の千恵造には、慾得の観念に拘泥する余地はなかった。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
作例 · 標準
過去の失敗にばかり拘泥していては、新しいチャンスを掴むことはできない。
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彼は些細な形式に拘泥するあまり、プロジェクトの本質を見失っているようだ。
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勝ち負けに拘泥せず、全力でプレーすること自体に価値があるとコーチは説いた。
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