超然
ちょうぜん
形容詞-たる副詞-と
標準
detached
文例 · 用例
時には憶出したやうに超然と粧ひさへした。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
はじめは軽蔑した超然とした態度で、一人離れて、携帯のライカで景色など撮していたが、にわかに柚木に慣れ慣れしくして、柚木の歓心を得ることにかけて、芸妓たちに勝越そうとする態度を露骨に見せたりした。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
「いき」は安価なる現実の提立を無視し、実生活に大胆なる括弧を施し、超然として中和の空気を吸いながら、無目的なまた無関心な自律的遊戯をしている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
結婚の問題の如きも、昔から提供せられたものだが、彼れは超然としてそれを跳ね付けた。
— 有島武郎 『半日』 青空文庫
――そりゃ、幇間の商売とはちっとばかり違うさ」 これを聞いて魯八は、軽蔑に対する逆襲に向って来るかと思いのほか ――全くさ、幇間と来たら、こりゃ論外でさ」 と、超然とする。
— 岡本かの子 『とと屋禅譚』 青空文庫
ただ土蔵の窓から、体格のしっかりしてそうな眉目秀麗な子供の皆三が、しょっちゅう顔を見せている癖に、決して外へ出て、みんなと一緒に遊ばない超然たるところを子供達は憎んだ。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
お涌もこの皆三の超然たるところを憎むことに於て、他の子供達に劣らなかった。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
未だ四十という年にもならんで、御存じの通り、私は、色気もなく、慾気もなく、見得もなく、およそ出世間的に超然として、何か、未来の霊光を認めておるような男であったのを御存じでしょう。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
作例 · 標準
彼はどんな困難な状況でも超然としており、周囲を落ち着かせた。
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会議で意見が対立しても、彼女は常に超然とした態度を崩さなかった。
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「あの政治家、スキャンダルがあっても超然としてるね。図太いのかな?」
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