固執
こしつ異読 こしゅう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞頻度ランク #13049 · 青空 371 例
標準
sticking to (an opinion, theory, belief, etc.)
文例 · 用例
それはあるいは伝習を固執するアカデミックな画家や鑑賞家の眼からは甚だ不都合なものであるかもしれないが、ともかくも自分だけは自然の色彩に関する新しい見方と味わい方を教えられて来たのである。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
こういうふうに考えて来ると、ある一人が創成した新型式をその創成者自身が唯一絶対のものであるかのごとく固執しているのに対する、局外者の批判の態度のおのずから定まって来るであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『俳句の型式とその進化』 青空文庫
しかし私はその直感を固執するのでありません。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
そのことについては吉田は自分のことも考え、また母親のことも考えて看護婦を呼ぶことを提議したのだったが、母親は「自分さえ辛抱すればやっていける」という吉田にとっては非常に苦痛な考えを固執していてそれを取り上げなかった。
— 梶井基次郎 『のんきな患者』 青空文庫
そうして帰途は必ず、何くそ、と反骨をさすり、葛西善蔵の事が、どういうわけだか、きっと思い出され、断乎としてこの着物を手放すまいと固執の念を深めるのである。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
単衣を固執していると、いかにも貧寒の感じがする。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
いかなる赤誠があっても、それがその人一人の自我に立脚したものであって、そうしてその赤誠を固執し強調するにのみ急であって、環境の趨勢や民心の流露を無視したのでは、到底その機関の円滑な運転は望まれないらしい。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
私はいくら美しく智的詩人型の若夫人でも、あんまり自分の幻想に固執して老夫を労わらなさ過ぎる態度に嫌な気がして遠のいてしまった。
— 岡本かの子 『噴水物語』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自分の間違いを認めず、最後まで自説に固執し続けた。
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「過去の成功体験に固執しすぎると、新しい変化に対応できなくなるぞ。」
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ブランドのイメージに固執した結果、若者の需要を取り逃がしてしまった。
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