未練
みれん
名詞形容動詞頻度ランク #22385 · 青空 1740 例
標準
lingering attachment
文例 · 用例
春の思ひ出摘み溜めしれんげの華を 夕餉に帰る時刻となれば立迷ふ春の暮靄の 土の上に叩きつけいまひとたびは未練で眺め さりげなく手を拍きつつ路の上を走りてくれば (暮れのこる空よ!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
すでに死を期しては月色に冴えまさり行く翁の心丹に一ひら未練の情がうす紅色に冴え残った。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
ふる郷を立つときから紅色に萌し始めた人情の胸の中の未練のほむらは子の慕わしさにかき立てられ旅の憂さに揺り拡げられ、こころ一面に燃え盛っている。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
それは稚気と、未練であるでもあろう。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
稚気と未練に含まれて、そこに何かあるに違いない。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
伯母にとっては父、自分にとっては祖父の執着未練な人型なるものを見度かった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
少女の未練のようなものを感じていじらしかった。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
そうして「いき」のうちの「諦め」したがって「無関心」は、世智辛い、つれない浮世の洗練を経てすっきりと垢抜した心、現実に対する独断的な執着を離れた瀟洒として未練のない恬淡無碍の心である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
作例 · 標準
元恋人への未練を断ち切るのに、長い時間がかかった。
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彼は、諦めた夢にまだ少し未練があるようだった。
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いくら努力しても報われなかったが、この仕事への未練はない。
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