相姦
そうかん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #36394 · 青空 12 例
標準
illicit sexual relations (e.g. incest, adultery)
文例 · 用例
彼の妻は表向きは一人だが、近親相姦禁忌の許す範囲に於いて、実際は其の数は無限といってよい。
— 幸福 『南島譚』 青空文庫
唯だ法律といふ難かしい定規があつて拠ろなく親子兄弟姉妹|相姦せずにゐるが、何アに犬や猫と五十歩百歩だ。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
原始社会構造において近親|相姦禁止というものが強き意義を有するように、社会は本能の抑圧を以て始まると考えられる。
— 西田幾多郎 『絶対矛盾的自己同一』 青空文庫
しなやかに、しろくすずしく身ぶるひをする手のむれは、今わたしのあたまのなかの王座をしめて相姦する。
— 大手拓次 『藍色の蟇』 青空文庫
しかし、近親相姦は…… 儀右衛門はそこでハッとなり、鋭い苦痛を思って、慄え戦いた。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
あの男が、自分の父親であるかないかはしばらくさておき、もしそうでないとして、戸籍面をあのようにしたとすれば、とりもなおさず、自分が経験した近親相姦の悩みを、他の子供たちにもなめさせようとしたのではないか。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
直助、権兵衛と――そう二つの名が重なり合っていることは、おそらく里虹のみが知る双生児の表象であろうし、さらに、実の妹とも知らずお袖と懇ろにした、骨肉相姦の意味も必ずやあるに相違ない。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
しかし、山村儀右衛門の解釈は、いまや驚くべき悲劇的な光景となって、彼の前に現われた――あの嫌厭すべき近親相姦者は、ついに彼だったのである。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
作例 · 標準
古典文学の中には、近親相姦という禁断のテーマを扱った悲劇も存在する。
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そのスキャンダルは、不倫どころか相姦の疑いまで浮上し、世間を騒がせた。
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法律で厳格に禁じられている行為でありながら、相姦のニュースは後を絶たない。
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