無知
むち
名詞形容動詞頻度ランク #7521 · 青空 1065 例
標準
ignorance
文例 · 用例
例えば、日本の文化に対して無知な或る外国人に我々が「いき」の存在の何たるかを説明する場合に、我々は「いき」の概念的分析によって、彼を一定の位置に置く。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
これ一般に部分的の無知を意味す。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
これは一見生徒の前に自分の無知を表白するように見える。
— 寺田寅彦 『物理学実験の教授について』 青空文庫
「理由欠乏の原理」あるいは「無知の原理」からすれば、これらの伝播の前面は完全なる円形をなすはずであるが、実際の現象を注意して見ていると、円形になるほうがむしろ不思議なようにも思われて来る。
— 寺田寅彦 『自然界の縞模様』 青空文庫
すべての世間の科学的常識が進んで行く世の中に文学だけが過去の無知を保守しなければならないという理由はどうにも考えられない。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
貧乏は悪徳である、貧者はその自覚の抑圧に苦しみ、富の美徳を獲得せんと焦慮するために働きあるいは盗み奪う……」 呉服の地質の種類や品位については全く無知識な自分も、染織の色彩や図案に対しては多少の興味がある。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
そうしていっそう難儀なことはその根本的な無知を自覚しないでほんとうはわからないことをわかったつもりになったりあるいは第二次以下の末梢的因子を第一次の因子と誤認したりして途方もない間違った施設方策をもって世の中に横車を押そうとするもののあることである。
— 寺田寅彦 『三斜晶系』 青空文庫
植物や動物が、無知無学なまま生きよう生きようとする切ない努力によって、今日のように美しい形態にまで進化して来たように、能は芸術的に生きよう生きようという絶体絶命の努力のうちに、世間の一切を無視した全くの無知無学のまま今日の程度にまで進化して、まだまだ進化して行きつつ在る舞台芸術である。
— 夢野久作 『道成寺不見記』 青空文庫
作例 · 標準
自分の無知を恥じるよりも、学ぶことを恐れないでほしい。
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彼はその分野については全く無知だった。
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無知は時として危険な結果を招くことがある。
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