無恥
むち
形容動詞名詞
標準
shameless
文例 · 用例
他の一つの影は、逞ましく肉づいた青春の情慾と健康と、及びその放蹤無恥な感情の乱酔を語つた、世にも水水しい情熱の詩篇であつた。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
どうして、こんなに厚顔無恥なのでしょう。
— 太宰治 『返事』 青空文庫
むしろこの二つの文学は、彼のあらゆる作品的欠点を無恥に曝露したものだと思ふ。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
今はた無恥の詩集を刊して、再度世の笑ひを招かんとす。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
彼は無恥らしい眼を挙げておぬいさんを見上げ見おろした。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
私の心には歩廊の陰惨な光景がまだうろついてゐたのに、彼の顔は無恥な位晴れ/″\してゐた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
その手の甲はわつぷるのふくらみでその手の指は氷砂糖のつめたい食慾ああ この食慾子供のやうに意地のきたない無恥の食慾。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
もともと芸術家ってのは厚顔無恥の気障ったらしいもので、漱石がいいとしをして口髭をひねりながら、我輩は猫である、名前はまだ無い、なんて真顔で書いているのだから、他は推して知るべしだ。
— 太宰治 『鉄面皮』 青空文庫
作例 · 標準
彼の無恥な振る舞いに、周囲は呆れかえった。
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そんな無恥な嘘をつくなんて、信じられない。
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どんなに非難されても、彼は無恥にも反省の色を見せなかった。
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