蒙昧
もうまい
形容動詞名詞
標準
ignorant
文例 · 用例
我が国現代の文壇は、実にこうした蒙昧期にある。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
(ついでながら言っておくが、近頃我が文壇で言われるマルクス的文学論が、芸術に於ける流行性と不易性とを、認識の蒙昧から錯覚している。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
真に蒙昧愚劣、憫殺すべきの徒輩であるが、ただ彼等の中にあって一奇とすべきは、巨頭の斎藤茂吉である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
そしてこの認識的|蒙昧から、詩の質と価値とは次第に低下し、しかもこれを破邪顕正すべき正見がない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
今や諸君は、かかる邪説と蒙昧から解放され、一の判然たる認識に達しなければならないのだ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
文化に於いて、はたまた産業に於いて然り、かしこくも明治大帝の教育に関する大御心はまことに神速に奥州の津々浦々にまで浸透して、奥州人特有の聞きぐるしき鼻音の減退と標準語の進出とを促し、嘗ての原始的状態に沈淪した蒙昧な蛮族の居住地に教化の御光を与へ、而して、いまや見よ云々。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
西藏や印度の蒙昧信者が身を棄てる如きも誰か今日之を是認しよう。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
何事ぞ、この未熟、蒙昧、愚癡、無知のから白癡、二十五座の狐を見ても、小児たちは笑いませぬに。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
作例 · 標準
文明から切り離された地で、蒙昧な民を導くという名目のもと侵略が行われた。
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科学が未発達だった時代、多くの怪奇現象は蒙昧な迷信として恐れられていた。
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自らの蒙昧を恥じ、彼は老境に入ってからも熱心に読書を続けている。
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