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祟り神

たたりがみ
名詞
1
標準
powerful evil spirit that brings calamity
文例 · 用例
其人々の語る物語の中に、不当の死を遂げた不遇の人物が居ると、其人の名が祟り神の名となる。
折口信夫 「八島」語りの研究 青空文庫
長保五年三月三日、二三の御殿の間にあらはれさせ給ひしを、時風五代の孫中臣連是忠三の御殿に移し祝を奉る云々」と、こゝでも祟り神だとある。
折口信夫 春日若宮御祭の研究 青空文庫
古代程神に恐るべき分子を多く観じたが、海のあなたから来る神には、地物の精霊とは別で、単に祟り神としての「媚び仕へ」ばかりでなく、邑人に好意を寄せるものとして迎へる部分があつた。
折口信夫 「とこよ」と「まれびと」と 青空文庫
祀られない神が新しく祀りを享けようとし、祟り神が「何処の神が何故に祟つたか」など説明する場合が多くなつたからである。
折口信夫 語部と叙事詩と 青空文庫
壱岐の国中の神社は、大体、此海から来られた神と、白鳥となつて空を飛んで来て、翼を休められた遺跡に祀つたのと、水死の骸となつて漂ひついた祟り神を斎ひこめたと言ふのと、神体が漂着したと言ふ社と四通りである。
熊本利平氏に寄す 雪の島 青空文庫