悪霊
あくりょう異読 あくれい
名詞頻度ランク #21861 · 青空 257 例
標準
evil spirit
文例 · 用例
久次郎どのには怪しい獣の悪霊が付きまとっているので、それを祓うために毎夜秘密の祈祷を行なっていることは、おふくろ殿もかねて御存じの筈である。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
罪が悪霊の単独の誘惑の結果であるという考えは、嘗て彼等に起った事が無かったのである。
— 太宰治 『誰』 青空文庫
ねんねんと動き、いたるところ、いたるところ、かんばしからぬへまを演じ、まるで、なっていなかった、悪霊の作者が、そぞろなつかしくなって来るのだ。
— ――馬をさへ眺むる雪の朝かな―― 『碧眼托鉢』 青空文庫
夜、闇の中を跳梁するリル、その雌のリリツ、疫病をふり撒くナムタル、死者の霊エティンム、誘拐者ラバス等、数知れぬ悪霊共がアッシリヤの空に充ち満ちている。
— 中島敦 『文字禍』 青空文庫
彼は玉梓の悪霊を代表すると共に、仏説の所謂凡悩なるものを代表せり、この凡悩の人間に纏※するの実象を縮めて、之を伏姫と呼べる清浄無垢の女姫に加へたり。
— 北村透谷 『処女の純潔を論ず』 青空文庫
むしろ、何か悪霊にでも取り憑かれているようなすさまじさを、人々は緘黙せる彼の風貌の中に見て取った。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
「おれは昔は人間だった、がいまは悪霊だ。
— THE PREMATURE BURIAL 『早すぎる埋葬』 青空文庫
されどもその一旦の憤は、これを斥けしが為に消ゆるにもあらずして、その必ず得べかりし物を失へるに似たる怏々は、吾心を食尽し、終に吾身を斃すにあらざれば、得やは去るまじき悪霊の如く執念く吾を苦むるなり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7
ウィキペディア
悪霊(あくりょう)また悪鬼 とは神話、宗教や小説における超自然的な悪しき霊。キリスト教や仏教など宗教ごとに意味は異なるほか地域ごとにも意味は異なる。たたりをする死霊を指す宗教もある。悪霊は、祟りや呪いによってわざわい(病気、不運など)の原因となると考えられているものである。
出典: 悪霊 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0