甲種
こうしゅ
名詞
標準
A-grade
文例 · 用例
甲種の科学者は頭から黒焼きなんかきくものかと否定してかかる。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
それから七年の間、方々を流浪していると、昨年の春から母親が癆症で、腰が抜けたので、とうとうこの川上の部落に落ちつく事になったが、丁度その時が適齢だったので、呼び出されて検査を受けると、美事に甲種で合格した。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
」「私は甲種なのね。
— 太宰治 『秋風記』 青空文庫
けれ共何とかして謡曲の御利益を納得させて、あわよくば一曲御所望を云わせてやろうと思う甲種熱心家が「でも高尚ではありませんか」と切り込むと、その返事は大抵「でもあの声が……」と来る。
— 夢野久作 『謡曲黒白談』 青空文庫
甲種の農学校を卒業してから、さらに一か年間県立師範学校の二部へ行って訓導の資格を取ってきたのだった。
— 佐左木俊郎 『錯覚の拷問室』 青空文庫
甲種商業学校出で、マルクスのものなども少しは読んでいるらしかった。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
伊貝は本妻に死に別れてゐたわけではなく、本宅には、老いて愈々氣性の激しくなつて來たやうな妻と、中學を出てぶらぶらしてゐる長男と、甲種の農學校に通つてゐる次男とがあつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
昭和十一年三月という、今日では殆ど用に足りない古い統計でさえ、甲種実業学校の入学志願者は十九万人近く、入学者は十万五千三百九十八人という数を示している。
— 宮本百合子 『今日の耳目』 青空文庫
作例 · 標準
この商品は品質管理の都合上、甲種と乙種に分けられている。
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彼は甲種危険物取扱者の資格取得を目指して勉強している。
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会社は甲種事業所に分類されるため、特定の規制を受ける。
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