工手
こうしゅ
名詞
標準
workman
文例 · 用例
保線工手狸の毛皮を耳にはめ、 シャブロの束に指組みて、うつろふ窓の雪のさま、 黄なるまなこに泛べたり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
かくてその歳も暮れ、二十八年の春になって、彼は首尾よく工手学校の夜学部に入学しえたのである。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
けれども正作は根気よく世話をしていたが、ついに五郎を自分のそばに置き、種々に訓戒を加え、西国立志編を繰返して読まし、そして工手学校に入れてしまった。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
工手間が懸るんなら破談にするぜ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
それに毀れた方はざっとした菫花の模様で、焼も余りよくありませんが、こちらは中は金襴地で外は青華で、工手間もかかっていれば出来もいいし、まあ永楽という中にもこれ等は極上という手だ、とご自分で仰ゃった事さえあるじゃあございませんか。
— 幸田露伴 『太郎坊』 青空文庫
続いて工手が駈けつけると、監督は防火扉の隙間に塗りこめる粘土をとりに駈けだして行った。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
狂気のようになって技師と工手に押しとめられているお品を見、その場にどこを探しても峯吉の姿のないのを知ると、人びとはすぐに事態を呑み込んで蒼くなった。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
工手がすぐにコテを取って鉄扉の隙間を塗込めはじめた。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代、工手は城の普請などで重要な役割を担っていた。
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この橋は、当時の優秀な工手たちによって建設されたものだ。
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近代化の波の中で、多くの熟練工手が職を失った。
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