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亡君

ぼうくん
名詞
1
標準
one's deceased lord
文例 · 用例
織田信長が本能寺で明智光秀に攻めほろぼされた時に、秀吉は備中高松から引っ返して来て、まずこの姫山の城で軍議を開いて、亡君の弔いいくさのためにすぐに都へ討ってのぼった。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
いよいよ東に下る前日の元禄十五年十月十六日に、内蔵助は紫野の瑞光院に詣って、亡君の墓前に額づき、報讐のことを誓い、その足で拾翠菴に海首座をたずね、よもやまの話の末、夕方になって二文字屋を訪ねた。
上村松園 軽女 青空文庫
丁度、去年の極月十五日に、亡君の讐を復して、泉岳寺へ引上げた時、彼|自ら「あらたのし思いははるる身はすつる、うきよの月にかかる雲なし」と詠じた、その時の満足が帰って来たのである。
芥川龍之介 或日の大石内蔵助 青空文庫
譬えば封建の世に大名の家来は表向きみな忠臣のつもりにて、その形を見れば君臣上下の名分を正し、辞儀をするにも敷居一筋の内外を争い、亡君の逮夜には精進を守り、若殿の誕生には上下を着し、年頭の祝儀、菩提所の参詣、一人も欠席あることなし。
福沢諭吉 学問のすすめ 青空文庫
お前は、亡君の御遺志をついで、富国の策をとってくれい。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
亡君を、唯一人の人として頼んでおった浪人共は、この死によって、どう落胆し、どう変るか判らない。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
亡君の仰せの如く、内訌していることではないようだ。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
亡君に、お報いするの道は唯、京師へ出で、江戸へ行くだけだと、思っている。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
作例 · 標準
家臣たちは、亡君の遺志を継ぎ、新しい時代を築くことを誓った。
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彼は亡君への忠誠を生涯忘れず、その名誉を守り続けた。
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物語の主人公は、亡君の敵を討つために長い旅に出た。
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