圧制
あっせい
名詞頻度ランク #37504 · 青空 302 例
標準
oppression
文例 · 用例
特に徳川幕府の圧制した江戸時代で、一層これが甚だしく固陋となった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
教育のないのを自分のひけめにして、父から圧制されるのを天から授かった運命のように思っているらしかった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
あの種の女に取ってはそういう男の熱情がただ圧制とばかり感じられて、死にもの狂いの反抗心を起させると見えます。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
ここのところを君のお父さまは冷静を欠くと叱りなすったし、僕の前の……」と云いかけたが、ぐっと声を太めて、「僕の前の妻は圧制な暴君のように誤解して仕舞ったのだ」 ここで良人は一寸私の顔を見て、「しかし、僕はこれが身上なのだ。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
因果とか因縁とかいう文字は仏教から出て世の中に流布され、人心に感化を与えたのですが、それが流布された当時の封建時代の影響を受け、この文字の持つ内容の圧制的な消極的方面ばかりが採り容れられ、自由向上の積極的方面が捨てられたのは誠に遺憾であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
専政だらうが圧制だらうが、苟も国家の統一を維持し、又国家の威力を増進する以上は、いくら何う用ひても構はないものだといふ決論に到着した。
— 夏目漱石 『点頭録』 青空文庫
圧制や束縛が取りのぞかれたところにはじめて芽生える思想ではなくて、圧制や束縛のリアクションとしてそれらと同時に発生し闘争すべき性質の思想です。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
」とさも恨めしそうに、しかも少しそうはさせませぬという圧制の意の籠ったような語の調子で言った。
— 幸田露伴 『雁坂越』 青空文庫
作例 · 標準
毎日、圧制について考えています。
我が社の圧制戦略は重要です。
圧制の原理は複雑である。
圧制という言葉が頭から離れない。