失政
しっせい
名詞頻度ランク #37913 · 青空 39 例
標準
misgovernment
文例 · 用例
ツェダルクランツの失政のあとを受け、今度のチーフ・ジャスティスは次第に白人や土人の間に於ける政府の信用を回復しつつあるかに見えた。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
一九四七年二月一日を期して行われようとした全官公労働組合中心のゼネストは、その現実的原因を生み出した日本の支配者の失政をより少く追求ししつつ勤労者の労働運動の自由の範囲を縮少して限定した声明によって抑えられた。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
嗚呼是れ一県の失政は一県の厄に止まらずして更に一府四県ニ其害を及ぼすものに非ずや。
— 田中正造 『非常歎願書』 青空文庫
流血の果てに得た一つの土地が、無智な侵略者の爲に壓制を敷き、民衆を烏合とあなどり、失政を氣づかないおろかさといふものは、ダイヤモンドの價値を知らない日本の女のこゝろと何か通じあつてゐるやうに考へられ、停滯しきつてゐるこのごろの軍政に眞鍋はそれを感じるのであつた。
— 林芙美子 『ボルネオ ダイヤ』 青空文庫
発狂禁止令を等閑に附せる歴代政府の失政をも天に替って責めざるべからず。
— 芥川龍之介 『馬の脚』 青空文庫
もし、兄上に、失政があれば、その時こそ、久光、兄を押除けてでも、御家を継ぎましょう。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
三月十日の空襲の市街大延焼にて、疎開強化令を出して混乱を生ぜしめた失政軽からず。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
しかし、青空の下、白日で、そのほんとうの姿で見れば、それは、浪費と、失政と、誅求と、負債と、抵当と、圧制と、飢餓と、窮乏と、困苦との、崩れかけている塔なのです。
— 上巻 『二都物語』 青空文庫
作例 · 標準
時の政権による失政が続き、国民の生活は困窮を極めている。
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後世の歴史家は、この王の治世を度重なる失政の時代として記録した。
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「これ以上の失政は許されない」と、野党党首は議場で鋭く糾弾した。
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