弊政
へいせい
名詞
標準
misgovernment
文例 · 用例
この六角家の弊政を改革して、農民の痛苦を救ふと云ふ相談が領内有志の間に盛になり、当時若年の翁はその総代となつて奔走した。
— 木下尚江 『臨終の田中正造』 青空文庫
定信|起てり、先づ従来の弊政を矯め、文武を励まし、節倹を勤め、以て回復を謀れり。
— 山路愛山 『頼襄を論ず』 青空文庫
これは王安石以前からある法でありますが、政府から春に錢を人民に貸して置いて、夏秋に至つて其代りに絹を官に出さすのでありますが、これは名義は合意でありますけれども、其後になつては官より無理にやらすことになつて、一種の弊政となつたのは實際であります。
— 内藤湖南 『近代支那の文化生活』 青空文庫
それは王安石の後に行はれたのでありまして、これも後に弊政だといふことになりましたけれども、手實法といふものを實行しました。
— 内藤湖南 『近代支那の文化生活』 青空文庫
しかし、たとい新紙幣の信用が薄いにしても、それはまだ発行まぎわのことであって、幕府積年の弊政を一掃しようとする新政府の意向が百姓に知られないはずもない。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
――これら新しい重職はみな若く、ながいあいだ康継と共に弊政転覆のため働いた者たちである。
— 山本周五郎 『落ち梅記』 青空文庫
鎌倉幕府自体にさえ、種々な弊政やら、葛藤やら、同族の相剋やら、醜いものの発生が醸し出されて、そろそろ自壊作用の芽をふきだしていた。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
旧来の弊政にして、悪いところは、どしどし革廃を命じた。
— 吉川英治 『大岡越前』 青空文庫
作例 · 標準
重税と汚職にまみれた弊政を正すべく、ついに民衆が立ち上がった。
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かつての黄金時代を知る老人は、今の弊政を嘆き悲しんでいる。
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弊政が続けば、いずれ国力は衰退し、周辺諸国の侵略を許すことになるだろう。
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