蒜
ひる
名詞頻度ランク #32240 · 青空 103 例
標準
strong-smelling edible plant (esp. perennials of the family Liliaceae, e.g. Welsh onion, garlic, wild rocambole, etc.)
文例 · 用例
自分のこの大蒜の場合について考えてみると、あるいはこの些細な副食物が、一方では自分等の家庭と、他方では重兵衛さんで代表された一つの階級の家庭との間のあらゆる物質的また精神的な差別の象徴として印象されたものではなかったかとも思われるのである。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
――もし鯛が手に入ったら蒜と一しょにひしお酢にし即座の珍味に客に供する。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
ある者は、支那人の大蒜の匂いに愛想をつかして逃亡した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
「なんだ、あんたが来ると馬鹿に大蒜くさいや。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
これで大蒜の匂いがすりゃ、支那人と一分も変りがないでしょう。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
幹太郎は、支那人の、脂肪と大蒜の臭気にもまれながら人々を押し割った。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
兵士は、大蒜と、脂肪と、変な煙草のような匂いのする工人の周囲に輪を描いた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
工人の大蒜や葱の匂いと、兵士の汗と革具の匂いが交錯して、寄宿舎の厚い重たい壁についているようだった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
蒜の独特の香りは、料理に深みを与えるだけでなく元気も出してくれる。
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昔の人は蒜を魔除けとして玄関に吊るしたり、薬草として重宝したりしていた。
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庭の片隅で育てている蒜が、春の訪れとともに青々とした芽を伸ばしてきた。
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