愚か者
おろかもの
名詞頻度ランク #24100 · 青空 127 例
標準
fool
文例 · 用例
」「わたしのやうな愚か者には、名主の職は満足に出来ないのです。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
こんなことでどうするのか、お父さんお母さんを棄てて、わざわざこんな遠い土地にまで来て、日日夜夜苦しい行を積みながら、まだ悟ることが出来ないとは何といふ愚か者か、と自分を叱りののしつた。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
「わたしが愚か者だから、さう仰有るのでせう。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
汝のような愚か者に、見せる顔は、持たぬわ!
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
――女というものはいやいや男のされるがままになっているものだと思い込んでいた私は、愚か者であった。
— 織田作之助 『世相』 青空文庫
「あんな愚か者の用事に君をつきあわせて申し訳ない、ワトソン。
— THE RESIDENT PATIENT 『患者兼同居人』 青空文庫
木戸をチョップ・ミートのように叩き潰して抑さえつけ、チャンスを与えようとしなかったんだ」(「愚か者は真実に傷つく」李春成『ナンバー』一九九二年五月二十日号) さらに職業政治家となった以降の猪木寛至も、相変らず鮮烈な布切れを、実に脈絡なく編み続けてくれる。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
世にはまた一種ひねくれた性質から好んで剋殺の作用を為し、朱を名画に加え指で宝器を弾くようなことを敢えてして、しかも意気は洋々、眼はランランとさせて、自分で傲る者も有るが、これ等は真に無知蒙昧の愚か者というべき者である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫