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馬鹿者

ばかもの異読 ばかもん
名詞
1
標準
fool
文例 · 用例
さうかも知れない、しかし、私には人が憎めきれない底の、かの単なる多血質な人間を嗤ふに値ひする或る心の力――十分勇気を持つてゐて而も馬鹿者が軟弱だと見誤る所のもの、かのレアリテがあるのでないと、誰が証言し得よう?
中原中也 我が生活 青空文庫
彼等の教育者たちは、子供等がその夢を見て居る時に、頭から馬鹿者と呼んで嘲笑し、且つそんな非現實的な空想を、實際に抱くことを禁壓した。
萩原朔太郎 童話と教育について 青空文庫
他人の家に、憇ひの巣を期待するのが、そもそも馬鹿者の證據なのかも知れないが、とかくこの訪問といふ事に於いては、吾人は驚くべき思ひ違ひをしてゐるものである。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
貴方が妾をスラブ民族みたいに取扱うのはとりもなおさず妾を馬鹿者あつかいにしている証拠です。
吉行エイスケ 孟買挿話 青空文庫
自分は先づ劈頭第一に『喋舌る事の出來ない者は大馬鹿である』        三『喋舌ることの出來ないのを稱して大馬鹿だといふは餘り殘酷いかも知れないが、少くとも喋舌らないことを以て甚く自分で豪らがる者は馬鹿者の骨頂と言つて可ろしい而して此種の馬鹿者を今の世にチヨイ/\見受けるには情ない次第である。
国木田独歩 湯ヶ原ゆき 青空文庫
」と、のんきな、馬鹿者の高取も、しみじみした気持になった。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
二人は、のぞきの看板だけを見物した馬鹿者のように、東興桟の方へ歩いた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
馬鹿者はね、ふざける事は真面目でないと信じているんです。
太宰治 渡り鳥 青空文庫
作例 · 標準
「この馬鹿者!」と、彼は部下の失敗に声を荒げた。
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彼は自分が馬鹿者だと自覚しているのか、いつもおどおどしている。
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そんなことすら分からないなんて、お前は本当に馬鹿者だな。
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