愚か
おろか
形容動詞頻度ランク #8237 · 青空 2132 例
標準
foolish
文例 · 用例
――私と北原白秋氏とは彼の最初の知己であつた――あまつさへ、私自身しばしば彼の表現を模倣しようとして、愚かな失敗を繰返したことさへある。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
然るに私の方では、何といふ卑劣な愚かしさだらう。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
愚かにも自分は、その時彼の悲哀について、眞の事情を知ることができなかつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
愚かさを愛したことがなかったか。
— 太宰治 『緒方氏を殺した者』 青空文庫
人間行事のカタログをひろげ、あれかこれかと迷ふ程愚かな姿もないものである。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
私は、賣藥の效能書を、實に信用する愚かな性質を持つて居ります。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
こんな愚かな藝無しどもが、もろもろの藝術の神であるとは、どうしても私には考へられないのである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
これはただ、太宰といふ作家がその愚かな經驗と貧弱な空想を以て創造した極めて凡庸の人物たちばかりである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫