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愚かしい

おろかしい
形容詞
1
標準
foolish
文例 · 用例
青木さんも、目もと涼しく、肌が白くやわらかで、愚かしいところの無いかなりの美人ではあったが、キヌ子と並べると、まるで銀の靴と兵隊靴くらいの差があるように思われた。
太宰治 グッド・バイ 青空文庫
そうして、やがて夜になると、そうした塵の大群は、われもわれもと大空に匐い上って、都の光明を雲の上まで高く高く吸い上げて、夜もすがらの大火事を幻想させる一方に、愚かしい山々や森林の形を地平線上に浮き出させて、力ない、疲れ切った農民の眠りを見守らせているのだ。
夢野久作 青空文庫
仏教の言葉で、「煩悩即菩提」(迷いや欲の本性は取りも直さず悟りのもと)と言ったり、「凡聖|不二」(愚かしい心と霊知の心と根は一つ)と言うのは、この事を指しているのです。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
そうかといって初めから薬を無視し、病を見送っているように自然の成行きのままに任せ最後はどちらかへ極端に走らせるのも愚かしいことです。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
愚かしい振舞いがあるという評判が立てられた。
岡本かの子 食魔に贈る 青空文庫
喫茶店ロスアンゼルスの友子という少女と決めて、そして、ぽかんと穴のあいてしまった様な自分が賭けに勝つことによって充実されるだろうという愚かしい希望を抱いて、ロスアンゼルスに通った。
織田作之助 青空文庫
それは全くタヨリない、愚かしい思い付きに相違なかったが、しかし、まだ若い一知にとっては天来の福音とも考えていい素敵な思い付きに相違なかった。
夢野久作 巡査辞職 青空文庫
ヘルベルト・オイレンベルグさんは、そんな愚かしい家庭のトラブルなど惹き起したお方では無いのであります。
太宰治 女の決闘 青空文庫
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