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才人

さいじん
名詞
1
標準
talented person
文例 · 用例
芥川龍之介は一代の才人であり、琴棋書画のあらゆる文人芸に達した能士であつたが、その俳句は、やはり多分にもれず文人芸の上乗のものにしか過ぎなかつた。
俳人としての芥川龍之介と室生犀星 小説家の俳句 青空文庫
「侏儒の言葉」は、言はば頭脳の機智だけで――しかも機智を誇るために――書いた文学で才人としての彼の病所と欠点とを、露骨に出したやうな文学であつたが、同じやうにまた彼の俳句も、その末梢神経的の凝り性と趣味性とを、文学的ヂレツタンチズムの衒気で露出したやうなものであつた。
俳人としての芥川龍之介と室生犀星 小説家の俳句 青空文庫
学問もない、見識もない、自分の事業に関する経験や智能のない、大局の見えない彼等と比べて見ては、俺はたしかに独歩の出来る才人であるとも云ひ得られる。
平出修 瘢痕 青空文庫
麗娟宮中に歌ふ時は、當代の才人李延年ありて是に和す。
泉鏡太郎 唐模樣 青空文庫
」「若くって、才人で、スタイルがよくって……いや、眼よ、眼よ。
織田作之助 夜の構図 青空文庫
それがもし完全に通つてゐたら、天下無双の天才人や英雄人の相であり幸運第一の出世人となるのださうだが、不幸にして僕の場合は、極く僅かばかりの所で、その筋が不完全に切れてるのださうである。
萩原朔太郎 名前の話 青空文庫
渋い色金紗の羽織がきちんと身に合い、手首のしまったきびきびした才人めいた風采が聡明そうに秀でた額にかかる黒髪と共にその辺の空気を高貴に緊密にして居た。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
順も博学能文の人であったが、後に大江匡房が近世の才人を論じて、橘ノ在列は源ノ順に及ばず、順は以言と慶滋保胤とに及ばず、と断じた。
幸田露伴 連環記 青空文庫
作例 · 標準
彼は、文才も絵の才能も兼ね備えた稀代の才人だ。
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この劇団には、演技力のある才人が次々と入団している。
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彼女は、幼い頃から音楽の才能を発揮し、将来を嘱望される才人だった。
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