好古
こうこ
名詞
標準
love of antiquities
文例 · 用例
そういうことに触れるのは私たちのような好古家の古典的な家庭の空気を吸って来たものに取っては、生々しくて、或る程度の嫌味にさえ感じた。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
好古家の学者に有り勝ちなこの癖を始終私は父に見ているのであまり怪しまなかったけれども、二人で始めての旅で、殊にこういう場所で待たされつつあるときの相手の態度としては、寂しいものがあった。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
我好古の眼もて視るときは、是れ猶|古のリリス河にして、其水は蘆荻叢間の黄濁流をなし、敗將マリウスが殘忍なるズルラに追躡せられて身を此岸に濳めしも、昨の猶くぞおもはるゝ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
長政罪人を誅するに諸士に命じて見逢に切り殺させらる、長政側近く呼んでその事を命じ命を承けて退出する、その形気を次の間にある諸士察して仕置をいい付けられたと知った、しかるに政利に命じた時ばかり人その形気を察する能わず、この人天性勇猛で物に動ぜなんだからだと貝原好古が記し居る。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
好古都國 吉田氏は之を好占都に作り笠沙、即ち今の川邊郡加世田郷とす。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
附記、松下見林の異稱日本傳には次有伊邪國より好古都國に至る二十一字を脱したり。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
おまけに持つて生れた好古癖にまかせて、折角考証に考証を重ねて、在来のままの経籍とは違つたところのある異本を公にして、学界に寄与しようとすると、世間の人達は碌すつぽそれを読みもしないで、「あれは偽書ださうだよ。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
だから井口氏のあとへ秋山好古氏が軍司令官として就任して来た時には、副官はほつとした。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
父は好古の精神が強く、休日には骨董市巡りを欠かさない。
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好古家である彼は、古い文献や美術品に深い知識を持っている。
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好古の趣味が高じて、彼は郷土史の研究家になった。
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