安らぎ
やすらぎ
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #15870 · 青空 53 例
標準
peace (of mind)
文例 · 用例
『巧く行きましたか‥‥‥』と、云ひ返した時、私はがくりと重荷を下したやうな心の安らぎを感じた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
何か知ら危險に迫られてゐるやうな不安を感じてゐた私はほつと氣持の安らぎを覺えたが、ぢつと向けられた二つの眼の光に氣が付くと、それが女であるだけに變な無氣味さを感じないではゐられなかつた。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
人の心に安らぎと幸福を分ち与へながら、あちらこちらと飛んでゆく。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
今宵は芝蘭の鉢の香りゆかしき窓、茶煙一室を罩め、沸る湯の音|暢やかに、門田の蛙さへ歌声を添へて、日頃無興にけをされたる胸も物となく安らぎ候まゝ、思ひ寄りたる二つ三つ、※々たる燈火の影に覚束なき筆の歩みに認め上げ候。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
仇討ちは気持ちいいものだとわかっていたつもりでしたが、これほど魂に安らぎが充ち満ちるとは今まで思ってもみなかったのです。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
咽喉・気管・肺が快適になるだけでなく、肺への酸素の供給が十分で血液の浄化作用が完全に行われる結果、循環作用は良好となり、脳及び各器官はその消費に対する補充を得易くなり、胃腸の働きは強まり、摂取と排泄との連携は良好になり、新陳代謝はテキパキと遂行されて、身体は安らぎ精神は整えられる。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
慾とくをはなれた年月の間この町にも苔のついた石段が、穏和な生活の道としてあることに安らぎを感じた。
— 宮本百合子 『琴平』 青空文庫
大きなる都会のなかにたどりつきわれ平凡に盗難にあふ美術館に入りて佇む時にのみおのれ一人の心となりつおどおどと伯林の中に居りし日の安らぎて維也納に旅立たむとす「つゆじも」後記 ○ 歌集「つゆじも」は制作年代よりいへば、自分の第三歌集に当り、歌集「あらたま」に次ぐものである。
— 斎藤茂吉 『つゆじも』 青空文庫
作例 · 標準
静かな森の中で小鳥のさえずりを聴く時間は、私にとって最大の安らぎだ。
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厳しい修行を終えた彼は、ようやく心に真の安らぎを得たような気がした。
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殺風景な部屋に観葉植物を一つ置くだけで、不思議と心の安らぎが生まれる。
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