憩い
いこい
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #24552 · 青空 97 例
標準
rest
文例 · 用例
翁はときどき、ひょんなところで、ひょんな憩い方をしていると、苦笑して悩みつつある一人ぼっちの自分を見出すのであったが、なかなか腰は上げ悪かった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
赤い車海老はパセリの葉の蔭に憩い、ゆで卵を半分に切った断面には、青い寒天の「壽」という文字がハイカラにくずされて画かれていた。
— 太宰治 『逆行』 青空文庫
秋山氏は、真中に据えた大なる大理石の円卓子に肱をつき、椅子にかかって憩いながら、かりそめに細巻をくゆらしていたので、もっとも裸体で、纏えるは一片の布あるのみ。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
」 公園の茶店に、一人|静に憩いながら、緋塩瀬の煙管筒の結目を解掛けつつ、偶と思った。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
杖は※状の自然木なるが、その曲りたる処に鼻を凭たせつ、手は後様に骨盤の辺に組み合せて、所作なき時は立ちながら憩いぬ。
— 泉鏡花 『妖僧記』 青空文庫
」 平凡な、そして静かな憩いの巣。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
ひとに憩いを与え、光明を投げてやるような作品を書くのに、才能だけではいけないようです。
— 太宰治 『猿面冠者』 青空文庫
されど、 憩いを知らぬ帆は、 嵐の中にこそ平穏のあるが如くに、 せつに狂瀾怒濤をのみ求むる也。
— 太宰治 『犯人』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4