青葉
あおば
名詞頻度ランク #18888 · 青空 1257 例
標準
fresh leaves
文例 · 用例
青葉の茂った夏木立の街道を通って来ると、魚くさい臭いのする、小さな村に出たというのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それから、樅や、栂の小枝を、鉈で、さくりさくり伐り落して、鮮やかな、光沢のある、脂の香気が、鋭敏に鼻感を刺戟する、青葉の床を延べる。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
七月の炎天も、この谷間までは迫って来ないと見えて、白剥山を一つ超えて、東俣の谷へ来ると、未だ若葉、青葉の新緑が、生々しかったが、ここまで溯ると、濶葉、細葉は、透明を含んだ、黄の克った、明るみのある嫩い緑で、霧の雫にプラチナのように光った裏葉を翻えしている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
それらの山の裾へひろがるところの、違い棚のように段を作っている水田からは、稲の青葉を振り分けて、田から田へと落ちる水が、折からの旱天にも滅げず、満々たる豊かさをひびかせて、富士の裾野のいかにも水々しい若さを鮮やかに印象している。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
冬は言うまでもないとして、三月四月頃、試みに郊外に出て見給え、遠くに碧い山か、斑らな雪の縞を入れて、菜の花の末、または青葉若葉の上に、浮ぶように横たわっている。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
その山は青葉に包まれて昼も杜鵑が鳴くという話である。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
私はこの話を昼も杜鵑の鳴く青葉の山へ行っても、晩の歓迎会の席でも、また宿屋へ帰っても古いことを知ってそうな年寄りを見つけると、訊ねて聞き取ったのである。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
夏近くなって庭の古木は青葉を一せいにつけ、池を埋めた渚の残り石から、いちはつやつつじの花が虻を呼んでいる。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
作例 · 標準
雨上がりの朝、木々の青葉が一層生き生きと輝いて見えた。
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初夏の爽やかな風が、窓から青葉の香りを運んでくる。
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公園の木々はすっかり青葉に覆われ、涼しい木陰を作っている。
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