新緑
しんりょく
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #19816 · 青空 432 例
標準
fresh verdure
文例 · 用例
われはつちを掘り、つちをもりて、日毎におんみの家畜を建設す、いま初夏きたり、主のみ足は金屬のごとく、薫風のいただきにありて輝やき、われの家畜は新緑の蔭に眠りて、ふしぎなる白日の夢を畫けり、ああしばし、ねがはくはこの湖しろきほとりに、わがにくしんをしてみだらなる遊戲をなさしめよ。
— 萩原朔太郎 『初夏の祈祷』 青空文庫
野も山も新緑で、はだかになってしまいたいほど温く、私には、新緑がまぶしく、眼にちかちか痛くって、ひとり、いろいろ考えごとをしながら帯の間に片手をそっと差しいれ、うなだれて野道を歩き、考えること、考えること、みんな苦しいことばかりで息ができなくなるくらい、私は、身悶えしながら歩きました。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
更衣野路の人はつかに白し 春着を脱いで夏の薄物にかえる更衣の頃は、新緑初夏の候であって、ロマンチックな旅情をそそる季節である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
全体に明るくて、新緑といふやうなフレツシユの気分が高い。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
新緑の中を走る電車、それは伊香保の追憶の中で、最も情緒の高いものであらう。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
浴室の硝子障子を通して新緑の山を見てゐると、どこかで鶯が鳴いて居る。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
七月の炎天も、この谷間までは迫って来ないと見えて、白剥山を一つ超えて、東俣の谷へ来ると、未だ若葉、青葉の新緑が、生々しかったが、ここまで溯ると、濶葉、細葉は、透明を含んだ、黄の克った、明るみのある嫩い緑で、霧の雫にプラチナのように光った裏葉を翻えしている。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
雲雀料理五月の朝の新緑と薫風は私の生活を貴族にする。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
作例 · 標準
五月の連休には、山々が一斉に新緑に包まれる。
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公園の新緑がまぶしく、散歩する人々を癒していた。
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新緑の季節は、ハイキングに最適な時期だ。
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ウィキペディア
新緑(しんりょく)とは、初夏の頃の若葉のみずみずしい緑色であり、その立ち木をも指す。冬枯れしていた木が芽吹いていよいよ鮮やかな緑色の葉を茂らせる、その現象を色に着目して表した漢語である。
出典: 新緑 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0