八荒
はっこう
名詞
標準
the national boundaries
文例 · 用例
」 意気八荒を呑む女賊は、その花のごとき唇から閃いてのぼる毒炎を吐いた。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
馬を萬仭の峯頭に立てて、眼に八荒を見渡すの氣概が無くてはならぬ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
文学は伝記にあらず、記実にあらず、文学者の頭脳は四畳半の古机にもたれながらその理想は天地八荒のうちに逍遙して無碍自在に美趣を求む。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
天上を行き天下を行き、行き尽してやまざる底の気魄が吾人の尊敬に価せざる以上は八荒の中に尊敬すべきものは微塵ほどもない。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
文学は伝記にあらず、記実にあらず、文学者の頭脳は四畳半の古机にもたれながらその理想は天地八荒の中に逍遥して無碍自在に美趣を求む。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
風に臨んで故山を眺め泣かんと欲するも、四海八荒みなわが故郷なり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
四海八荒ただ商利の大競場にしてかの大都通邑なるものはただ商利の市場のみ。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
そこで、この時分を、比良八荒と申しまして、事に慣れた漁師でさえも、出舟を慎しむのだそうでございます。
— 恐山の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
八荒の地から集まった人々が、この市場で交易を行っている。
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彼の描く壮大な物語は、八荒を股にかける冒険談だった。
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詩人は八荒の果てを夢見て、故郷を後にした。
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