発向
はっこう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
departure for a specified destination
文例 · 用例
爰に将門の従兵藤原玄明の愁訴により、将門其事を聞かんが為に彼国に発向せり。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
だが、信長の越前発向を聞いて、一番腹を立てたのは、長政の父久政である。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
信長やがて、岐阜に引き上げ、浅井征伐の大軍を起し六月十九日に発向して、浅井の居城小谷に向った。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
『細々要記』に「京都より細川陸奥守以下数十人河内発向藤井寺に陣す。
— 菊池寛 『四条畷の戦』 青空文庫
周章した足利直義は、遂に十二月、高師直、師泰兄弟を総大将として中国、東海、東山諸道の大軍を率いて発向せしめ、最後の決戦を企てた。
— 菊池寛 『四条畷の戦』 青空文庫
慶喜公が、藩主越中守、会津侯、その他わずか数名の近侍のものと、夜中潜かに軍艦に投じて、逃るるように江戸に下ったこと、幕軍をはじめ、会桑二藩の所隊は、算を乱して紀州路に落ちて行ったこと、朝廷では討幕の軍を早くも発向せしめようとしていることなどが、彼によって伝えられた。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
越中守反逆顕然無道至極今更申迄モ無之為征討発向ノ処嘆願ノ趣有之旁々書面ノ通可心得一、本城ヲ掃除シ朝廷ニ可奉差上事一、帯刀ノ者|不残寺院ヘ立退恭順可罷在事 十三人に対して、決った処分はいい渡されなかった。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
長州征伐の時、幕府の軍勢が浪花を発向の節、軍陣の血祭に、七人の長州人を斬ったことがござるじゃろう。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
作例 · 標準
ロケットは轟音とともに、宇宙へ向けて発向した。
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調査隊は、夜明け前に秘密裏に基地を発向した。
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彼は明朝のフライトで、ニューヨークへの発向を予定している。
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