家長
かちょう
名詞頻度ランク #34076 · 青空 285 例
標準
head of a family
文例 · 用例
父は娘を神秘な童女に思い做して、自家|偶像崇拝慾を満足せしめたい旧家の家長本能を、貝原との問題に対してどう処置するであろうか。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
野を野のかぎり旱割れ田の、 白き空穂のなかにして、術をもしらに家長たち、 むなしく風をみまもりぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
はかなきかなや夕さりを、 なほふかぶかと物おもひ、街をうづめて行きまどふ、 みのらぬ村の家長たち。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
庚申歳に七度はた五つ、 庚の申を重ぬれば、稔らぬ秋を恐みて、 家長ら塚を理めにき。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
私も児子家に来たからは、及ばずながら児子家の家長としてのあなたの目的をお助けいたします」 といったと、その後、屡々義妹たちに話した。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
伝三郎の言を借りると、「結婚まえに、もうお祭りが済んでいた」訳だが、児子家の家長が多少の金を節約したさに然るべき式典を経ずして結婚するなど、権右衛門の潔よしとせぬところだったのだ。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
「子供等よ、騒ぐでないぞ、森の菌霊が臼搗くときぞ」 むす子は、おかしさが口の端から洩れるのをそのまま、子供等に対する家長らしい厳しい作り声をあっさり唇に偽装して、相手の群に発音し終ると、くるりと元の方向に踏み直って歩き出した。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
家長のYは、かの女が落着くとすぐ部屋に兵児帯をちよつきり結びにした大兵の体を唐突に運び入れて来て、衣桁にかけた紅入りの着ものや、刺繍をした鏡台の覆ひをまじ/\と見て、「娘の子を一人持つたやうだ」 これが精一杯のお世辞の挨拶だといふやうに、ぶつきら棒に云つた。
— 岡本かの子 『過去世』 青空文庫
作例 · 標準
田中家では、代々長男が家長を務めている。
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祖父が亡くなり、父が新しい家長として家族をまとめることになった。
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昔の日本では、家長には絶対的な権力があったと言われる。
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ウィキペディア
家長(かちょう)は、一家の家督を継承して家族を統括し、その祭祀を主宰する者を指す。当主(とうしゅ)と同義の言葉とされている。
出典: 家長 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0