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観相

かんそう
名詞
1
標準
physiognomy
文例 · 用例
観相家の松井|桂陰君が某時その『わかもと』の某君を訪問した時、「あなたのところは、どうしてこんなところに事務所を置くのですか」 と云って訊いてみると、「これには面白い話があるよ」 と冒頭して話した。
田中貢太郎 商売の繁昌する家 青空文庫
詩境の高さは観相そのものの高さに由る。
北原白秋 観相の秋 青空文庫
その先生は観相もやるし、仏典にも通じている、易学なぞは大家だというんだがね。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
凡て溶かして掻き廻す観相の余裕から初めてとりあつめた哀楽のかげひなたが軟かな思の吐息となつてたちのぼる。
北原白秋 桐の花 青空文庫
いたずらに卜筮者(占い)、観相者(人相見)、推命者(姓名判断)達の言葉などの、「運命前定説(運命は前もって決まっているという説)」の捕虜となって、幸運が我に味方しないと嘆くようなことをすべきではない。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
そこでこの当然な欲望に乗じて、推命者だの観相者だの卜筮者だのが起って神秘的な言説を弄するのであるが、神秘的なことは此処では論じまい。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
主人は板木師の親方であるが、観相家だけあつて職人らしくない沈着きがあり、眼が据つて鋭くギラ/\してゐた。
内田魯庵 人相見 青空文庫
」 だが、老いたる観相家は、奇怪なことにもきょとんとしたまま、一向に返事をしなかったので、不審に思いながらよくよく見ると、返事のなかったのも無理からぬ事です。
京へ上った退屈男 旗本退屈男 第四話 青空文庫