抜錨
ばつびょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
weighing anchor
文例 · 用例
抜錨後二時間にして、船は魚津に着きぬ。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
慶喜は、六日夜大阪に退き、同夜近臣数人と天保山沖で軍艦開陽艦に乗ろうとしたが、暗夜のため見つからず、先ず米国砲艦イロユイスに身を寄せ、翌七日開陽艦に移乗し、八日の夜抜錨して江戸に向った。
— 菊池寛 『鳥羽伏見の戦』 青空文庫
そんなあわただしい抜錨の間ぎわになった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
抜錨の時刻は一秒一秒に逼っていた。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
「葉子さん、あなたは私を見殺しにするんですか……見殺しにするん……」一〇 始めての旅客も物慣れた旅客も、抜錨したばかりの船の甲板に立っては、落ち付いた心でいる事ができないようだった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
一一 絵島丸が横浜を抜錨してからもう三日たった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
そして三時間後には愴惶として抜錨し北極海へ取って返した。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
米国の少将ペリの率た艦隊は前年壬子十月十三日(一八五二年十一月二十四日)に抜錨し、前月十九日(一八五三年五月二十六日)に琉球那覇港に著し、此月二十六日(七月二日)に那覇港を発して浦賀に向つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
作例 · 標準
夜明けとともに船は抜錨し、新たな航海に出発した。
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船長は抜錨の号令をかけ、港を後にした。
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大勢の見送りの中、静かに抜錨が行われた。
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